第324話 上京した感ある
【324話】上京した感ある/討論カフェ東京開催/察する派vs言葉にする派/パートナー問題のあり、なし/遠距離恋愛の是非/スピリチュアル依存/他人の恋愛に口出しするか/ゲスト収録/夜は銀座スナックでmuro×水上優の恋愛トーク/バータイム盛況/知人多数でホーム感/行きつけバーのような安心感/濃密インタビュー/マツバラくんの共通の知人/水上さん恋バナ深掘り/muroさんの番組めぐり白熱した議論/映画監督と偶然出会う/東京らしい/上京1ヶ月でようやく実感/人を通じて/積極外出宣言!他者と出会う
みなさんこんばんは、上水優輝でございます。完全招待制の晩餐会を開催したり、公園にレジャーシートを敷くなど、存在としての公園をコンセプトに様々な活動をしています。
ついに感じた「東京に来た」という実感
上京してから何度か「上京した感がない」という話をしてきたが、ついに東京に来たのだという実感が湧いてきた。きっかけは10月18日の土曜日、3つのイベントをはしごした日のことである。
討論カフェ、東京初開催
最初のイベントは、自分が主催する「討論カフェ」の東京開催だった。討論カフェとは、ポッドキャストで実践している価値観の交換を、リアルの場で行うイベントである。特定の結論を出すことを目的とせず、テーマをもとに各自が価値観を出し合い、そこから得た気づきを持ち帰るという対話の場だ。
普段は福岡の高宮とオンラインで開催しているが、共同パーソナリティののぞみさんが東京に来るタイミングに合わせて、東京での対面開催を実現した。過去に公開収録イベントは開催していたが、今回は純粋に価値観の交換だけを行う形式での開催である。
参加者は、オンライン討論カフェの常連や過去のイベント参加者、晩餐会に来てくださった方など、様々な顔ぶれだった。初めてお会いする方も2名いらっしゃり、のぞみさんのテーブルと私のテーブルの2つに分かれて対話を行った。
「言わなくても察してほしい」と「言わないとわからない」という2つの立場は分かり合えるのか、というテーマや、パートナー関連のありなしを問うセッションなど、深い対話ができた。遠距離恋愛の是非、パートナーがスピリチュアルビジネスにハマることへの態度、頼まれてもいないのに他人の恋愛に口出しすることの是非など、様々な問いで盛り上がった。
スナックで感じたホーム感
討論カフェの収録を終えた後、友人のムロさんと水上優さんが開催する恋愛トークイベントに顔を出した。銀座近くのスナックを貸し切ったイベントで、私は8時からのバータイムに参加した。
到着すると30人近い人がいて、そのうち3分の1ほどが知り合いだった。この瞬間、行きつけのバーに行ったらみんながいる、という感覚を覚えた。待ち合わせをしたわけでもないのに、そこに行けば知っている顔がある。このホーム感が、東京という街に自分の居場所ができつつあることを実感させた。
初対面の方からは「ポッドキャストを聞いている」と声をかけていただき、30分ほどインタビュー形式で深い対話ができた。共通の知り合いもいて、人のつながりの広がりを感じた。
映画監督との偶然の出会い
この日の最後に、さらに印象的な出会いがあった。ちょうど先週、映画感想会「パーフェクトタイム」で課題映画に設定していた作品の監督が、そのスナックにいたのである。お話しする機会をいただき、晩餐会にも興味を持っていただいて連絡先を交換した。
遊びに行ったバーに、これから語り合おうとしている映画の監督がいる。この偶然が、東京らしさを象徴していると感じた。
人を通じて場所を感じる
帰り道、ふと気づいた。自分は東京に出てきたのだと。それは、この日の3つの出来事によってもたらされた実感だった。自分が主催するイベントを東京で開催し、人が集まってくれたこと。友人のイベントに行ったら知っている顔がたくさんあり、ホーム感を覚えたこと。そして映画監督との予期せぬ出会いという東京らしい体験があったこと。
予想していた通り、場所ではなく人だった。建築物や空間、インテリアや自然など、様々なものから影響を受ける人がいる中で、私は特に他者からの影響を強く受けながら生きているのだと改めて実感した。他者と出会うことで、自分の世界観や価値観が広がっていく。
これから
11月以降は、さらに意識的にいろいろなイベントに顔を出していこうと思っている。もっともっと他者と出会い、一緒に何かをしたり、語り合ったりしたい。そういう意欲が湧いてきた出来事だった。
本日は以上です。またお会いしましょう、さようなら。
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